2014年5月18日日曜日

ゲストハウスへの道⑨ 税金を納めるときの計算

こんにちは。

⑧のつづきですが、もうけの計算をして、浮かれていたらいけません!年が明けるとまもなく納税時期がやってきます。

所得税・住民税・個人事業税・消費税

ですよ・・・

法人にすると、また計算方法が違いますが、とりあえずここでは個人事業主としての計算方法でいきます。

このサイトがわかりやすいですよ~。


①所得税

まず課税所得金額を計算しましょう。
課税所得とは、総所得(売上-経費)から、各種控除を引いたものです。

私たちの場合・・・⑧の巻で出ました、2,306,400円が総所得です。
ここから、控除していきます。

控除できるのは各種控除68万円(基礎控除38万円、その他控除30万円)、青色申告特別控除65万円(青色申告者のみ) 

その他控除とは、おそらく保険料控除かと思われます。
国保+年金を払った分は、控除対象となります。
あとは個々人ごとに、医療費控除や生命保険の控除などができます。

2,306,400円-680,000(各種控除)-650,000(青色申告控除)=976,400円これが課税所得金額となります!


さて、ここから、下記の表を見てください。
課税所得金額に応じて、「控除額」を見て、その金額をさらに引きます。
そこから、それぞれの税率をかければ、所得税額が出ます!

 
課税所得金額          税率       控除額      参考:所得税額
①195万円以下          5%        0円       0円 ~ 97,500円 以下
②195万円超~330万円以下   10%      97,500円    97,500円 ~ 232,500円 以下
③330万円超~695万円以下   20%      427,500円   232,500円 ~ 962,500円 以下
④695万円超~900万円以下   23%      636,000円   962,500円 ~1,434,000円 以下
⑤900万円超~1,800万円以下   33%     1,536,000円   1,434,000円 ~ 4,404,000円 以下
⑥1,800万円超          40%       2,796,000円       4,404,000円 ~ ∞

私たちのは976,400円で、①ですので、控除額は0円。税率は5%。
というわけで、
(課税所得976,400円-控除額0円)×税率5%=48820円

さすがに、稼ぎが少ないだけあって、所得税も少ないですね・・・・

②個人事業税

法人税のようなものかな?

個人事業税の税額は、「青色申告特別控除」を控除する前の課税所得金額から、事業主控除290万円を差し引いたものに、税率5%を掛けた金額です。青色申告特別控除はこの個人事業税には適用されません。

つまり私たちには適用ナシです。よかった。

③住民税(市県民税)

住民税には均等割と所得割の2種類があって、それを足したものを納めます。

均等割
 均等割は、収入に関係なく課税されるものです。市町村民税は、各自治体によって異なっています。
    ・市民税/市町村民税 … 2,000~3,000円程度
    ・県民税/都道府県民税 … 1,000円

所得割
課税所得金額に10%かけた金額です。市区町村民税6%、都道府県民税4% の合計10%です。

ですので私たちの場合

均等割4000円+課税所得976,400円×10%=住民税101,640円 ですね!



④消費税

消費税、10%になりますので、これは大打撃です。事業主は消費税を納めねばなりません!

しか~し!

課税売上が1000万円を超えなければ、納める義務は無いのです。
(´ω`*)ホッ

いや、でも稼働率上がれば1000万円超えるかも知れません。
といいつつ、消費税を納める義務があるのは、課税売上が1000万円を超えた年の、翌々年なのですけれど。しばらく先ではあります。

課税売上とは、消費税がかかるものの売上です。(不動産の売買など一部に、消費税非課税のものがあります)
宿泊料ですと、かかりますね。

下記の式を見てください。

納税額 = 課税売上に含まれる消費税- 経費等の支出に含まれる消費税

経費、例えば食材を買うとき、すでに消費税はかかった状態で仕入れていますので、その分を引いて納税するわけです。

例えば、
課税売上1000万円だったとき、仕入れや光熱費、ガソリン代、通信費などの「すでに消費税がかかっている種目の経費」が500万円だったとすると・・・

【課税売上10,000,000×10%】-【消費税課税されている経費5,000,000×10%】

となりまして、

納税額は1,000,000-500,000=500,000円 となります!

ん~、なかなか大きい金額です!!!



売上が1000万円超えると、所得も増えますが、所得税も倍くらいになりますし、住民税も倍まではいきませんがやや増え、プラス50万円くらいの消費税・・・・

つまりは70~80万円は税金がかかるんですね。
ですので毎月、6~7万円、きちんと税金分としてプールしておかねばなりませんね。


こりゃ大変。借金が返済できるであろう3年後には、税金プールか・・・
頑張らねばならないですね~。

ベン子



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