2014年5月9日金曜日

ゲストハウスへの道⑤事業計画書

さてさて、話題が右往左往してしまいますが、
マネジメントの概要を決めたら事業計画書が大事ですね。

自分たちの行動計画を作るのにも必要ですし、町の協力してくれそうな方に見せたり、銀行に融資を募るなら必ず必要。また、補助金申請にも役立ちます。

事業計画書として必要なのは
①表紙
②概要(サマリー)
③動機
④事業内容
⑤顧客
⑥市場調査
⑦競合他社
⑧考えられるリスクと、対策
⑨人員計画
⑩売上目標とその根拠
⑪開業資金
⑫資金繰り表
⑬損益計算書
⑭賃借対照表
⑮まとめ

こんなところでしょうか。
補助金申請には、フォーマットがある場合が多いので、それに従います。
でもパワポとかで綺麗に作っておくと、添付資料としても出せますので、作っておいて損は無いと思います。

ちなみに私たちが狙っているのは国のやっている事業で、「創業促進補助金」というもの。
設備費や工事費など、ハード事業に使えて、2/3までですが200万円上限で補助されます。
これは取りたいですね!
当たり前ながら、審査がありますので、しっかりした計画書を作らなければ!

②のサマリーとはこんな感じで、一枚に事業計画全体図をまとめたものです!
















難しいのが⑩からの、数字系(笑)なのですが、
とりあえず、売上見込みの計算方法としては

1泊の料金×定員×稼働率

ですので、例えば1泊3000円のドミトリーで、20名がMax定員だとすると、毎日満室で×30日とし、180万円となります。

東京のゲストハウスの平均稼働率が70%程度ですから・・・×0.7で、月当たり売上126万円となります。

とはいえ、稼働率は土地によってもさまざま。
年中稼働率70%のところもあれば、冬は20%、というところも。
しっかりとした市場調査が必要ですね。
地域の観光協会などに、近隣の旅館の平均稼働率を問い合わせてみるのもいいかもしれません。

また、地域に全く無いような独自性のある宿で、販売促進も頑張る、ということなら、地域の平均稼働率より高めに設定できますよね。


また、経費ですが、リネンのクリーニングはリースですと1名あたり500円くらいだそうです。
それから家賃、衛生用品、調味料、光熱費、減価償却、なんやかんや・・・
と引いていき、残ったのが利益です。
アルバイトさんを雇うのか、ボランティアさんに頼むのか・・・というのも肝ですよね~。

ボランティアのヘルパーさんですと、ただで管理人になってくれるのはいいんですが、責任感・サービスの質において高いレベルは望めませんし、1ヶ月ごとに探さなければならなくなる場合も。
考え物です。


開業資金表は、そのままなんですが、運転資金も計算して、開業資金に加えます。

あと、資金繰り表は実際開業してからの一年間のお金の流れを表にしたもの。
売上計画表上ではうまくいくものの、実際最初から手元に売上金があるわけではありませんよね。
なぜなら、ひと月目は0スタートだから。
経費ばかりかかります。すると、最初の2~3ヶ月、というか軌道に乗るまでは、運転資金の口座から引き出しながら、経営していくことになります。

いつからマイナスがなくなって、いわゆる自転車操業でなくなるのか、分かっておいたほうがもちろん良いです。最初から上手くいけばそれに越したことはありませんが、なかなか現実は厳しいですから、ある程度ツメツメに設定して、それでも上手くいく資金繰り表を作りましょう!

損益計算表は、事業計画の場合は、3~5年間の売上と経費、利益などの見込みの計画表です。

賃借対照表は、会社がどれだけ資産を持っていて、どれだけ負債があるのか、を表したものです。

これらはのちのち青色申告の際にも出てくる用語で、なくてはならないものです。
数字系は本当に難しいですけど、頑張ります。一から勉強です。

ベン子






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